Sano No.74:ポストバイオティクス
研究の最前線「ポストバイオティクス」
腸内細菌は人が摂取した食べ物などをエサとして、さまざまな物質を作ります。腸内細菌がエサを分解して作る物質は「代謝産物」と呼ばれます。代謝産物は「ポストバイオティクス」と呼ばれ、これからの健康や体質を考える上で欠かせないキーワードになります。腸内細菌が、体の様々な部位やいろいろな体質などに影響を及ぼしているのは、菌が腸でつくり出したもの、つまり「ポストバイオティクス」が、腸から吸収されて、体じゅうではたらいているから、ということにほかなりません。
代表的なポストバイオティクス 「短鎖脂肪酸」
代表的なポストバイオティクスは「短鎖脂肪酸」です。短鎖脂肪酸は、健康に有益な作用を示すことで注目されています。
腸の中の「菌のリレー」
腸内細菌は食物繊維などをエサにして、体に有益な短鎖脂肪酸を生み出してくれます。一つの菌が食物繊維をエサにして短鎖脂肪酸に代謝する一つの工程をイメージするからもしれませんが、実はこの反応には複数の菌が必要です。菌の多くは単独ではなく、分業制で働いているのです。
短鎖脂肪酸を増やすためには
短鎖脂肪酸を増やす方法は2つあります。
①腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖(プレバイオティクス)を多く摂る。
②短鎖脂肪酸を作る善玉菌(プロバイオティクス)を含む食品を摂る。
腸内環境は人それぞれ異なり、外から取り入れた菌は定着しにくいですが、腸内にいる間はエサを利用して短鎖脂肪酸を作ることができます。
ヤクルトのプロバイオティクスは、生きて腸に届き、確かな効果を発揮します
L.パラカゼイ・シロタ株やB.ブレーベ・ヤクルト株はヤクルト中央研究所での各種安全性試験や長年の飲用経験に裏付けられた、安全な菌で、胃液などの消化液に負けずに生きたまま腸に届き、確かな効果を発揮する代表的なプロバイオティクスです。