Sano No.73:乳酸菌について

乳酸菌にはさまざまな種類があります

乳酸菌とは、「乳糖やブドウ糖などを栄養源にして増殖し、乳酸を大量に作る最近の総称」です。

代表的なものは、乳酸杆菌(かんきん)、乳酸球菌、ビフィズス菌です。杆菌とは棒状をした菌で、乳酸球菌とはその名の通り丸い形をした菌です。ビフィズス菌はV字やY字に枝分かれした特徴的な形をしていて、名前のビフィズスは「分岐」を意味するラテン語の「bifid:ビフィド」に由来しています。

乳酸菌飲料やヨーグルトに利用される乳酸菌やビフィズス菌には、次のような「菌種」があります。さらにそれぞれの「菌種」は「菌株」に分けられます。「菌種」や「菌株」が違えば、発酵した時の風味や腸内でのはたらきも異なります。

乳酸菌とビフィズス菌の違いは?

 乳酸杆菌、乳酸球菌は乳酸を作り、ビフィズス菌は乳酸以外に酢酸を作ります。また、乳酸杆菌や乳酸球菌は酸素があってもなくても生育できますが、ビフィズス菌は酸素を嫌う性質があり、人の腸でもそれぞれすむ場所が異なります。

乳酸菌とビフィズス菌のはたらき

乳酸菌が作る乳酸、ビフィズス菌が作る乳酸と酢酸は腸内を酸性に保ち、悪い菌の増殖を抑え、悪い菌が作る発がん物質や毒素などの有害な物質が作られる量を減らします。また、大腸のぜん動運動を促進する効果もあります。腸内の悪い菌を減らすには生きて腸までとどく乳酸菌ビフィズス菌をとり入れる必要があります。